鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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釧路湿原のカヌーはオススメのアクティビティ。釧網線乗車の際には是非!

根室本線完全乗車旅のために釧路や根室を訪れた時に、せっかくなのでカヌーで釧路湿原を楽しみました。これが本当に素晴らしい体験だったのでご紹介します。

釧路駅にてマンホールウォッチ

前日は釧路駅近くのビジネスホテルに泊まり、この日は釧路湿原でカヌー下りを楽しんだあと、川湯温泉に泊まるという行程です。朝はそれほど早くなく、8:57発の快速列車で出発です。

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朝はのんびりだったので、駅構内のパン屋さんや7-11でランチを調達し、駅前をぶらぶら。駅前には釧路市のデザインマンホールが。釧路らしく丹頂ツルがモチーフになってます。

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釧路市のマンホール。デザインはタンチョウヅルですね

釧路市はマンホールカードを発行しています。釧路市上下水道部南大通庁舎で配付しています。土日祝日は守衛室で対応してくれますが、ちょっと駅から距離があります。配付時間は9時から夕方5時までです。

 釧路市のマンホールカードについての情報はこちら。

www.city.kushiro.lg.jp

釧網線で塘路駅へ

釧路駅を8:57に出発する快速「しれとこ摩周号」が入線してきました。乗る路線は釧網線です。釧網線は釧路と網走を結んでいるので、両方の漢字をとって釧網線なんだね。釧路発は上り列車です。なんだか距離としては東京から当座かるので下りの方がしっくりくるのは私だけでしょうか。

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釧路駅に入線する快速しれとこ摩周号

6月の北海度は、朝4時前には明るくなります。なので、もう少し早い時間帯の出発でも良かったのですが、一本前の列車は6:05発。これだと早すぎますが、8時発くらいがあると良いな~と思いました。釧網線は非電化路線なので、ごぉ~っというディーゼルエンジンの音が心地よい。カヌーツアーの最寄駅は塘路駅です。途中から列車の左右に湿原が広がってきますが、網走に向かって左手が車窓の景色としてオススメです。

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車窓から見た釧路湿原の川。後ほどカヌーで下ってくる

 やがて釧路湿原駅。カヌーで川下りした後はこの駅から乗車します。

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線路は続くよ釧路まで

釧路湿原をカヌーで下る

9:26に塘路駅に着きました。釧路湿原のカヌーはWebで検索し、JFactoryさんにお願いしました。塘路駅でカヌーのガイドをお願いしている作田さんと待ち合わせ。奥様と2人のお子様という一家おそろいでお出迎えいただきました。

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塘路駅

カヌーを屋根に乗せた作田さんの車で塘路湖の駐車場に向かい、塘路湖の岸からカヌーに乗り出発。駐車場にはトイレもあるので、済ませてから乗船しましょう。ガイドの作田さんによると、この日は絶好のカヌー日和とのこと。塘路湖は鏡のように静かで、本当に美しい景色が広がっていました。

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塘路湖をパノラマモードで撮影。きれいな景色

塘路湖からは釧路川の支流の一つアレキナイ川に入り、その後、釧路川本流に入ります。細岡まで約2時間のコース。途中入り江で小休止して、作田さんの奥様のお手製のお菓子と紅茶をいただきます。カヌーにはガイドの作田さん以外に2人乗れますが、一人旅なので、マンツーマン。その場合は1人18,000円。(2人乗船だと1人12,500円だそうです)

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静かな湖面をすいすい進むカヌー

アレキナイ川に入って間もなく、釧網線の鉄橋の下をくぐります。カヌーで鉄橋をくぐるなんて、鉄道好きの私にはたまらない光景。

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カヌーで釧網線の鉄橋下を通過

聞こえてくるのは鳥の声と川の流れる音だけで、静寂の貸切状態。本当に北海道の大自然を堪能できます。

やがてアレキナイ川から釧路川本流へ合流。流されないようにしっかり漕ぎます。

youtu.be

釧路の6月はまだ新緑の時期なので、湿原の草や木の葉もまだ芽吹いたばかりで、視界が開けている感じがしました。夏になると草木がもっと茂ってきますが、この時期は鳥が枝に止まっているのも見つけやすい。普段私が見かける川は、護岸工事がされ、コンクリートやブロックで固められているけれど、釧路川は天然のまま。なかなか本州では見ることができない景色と静けさです。

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釧路川、貸切状態

塘路湖を離れる時と、釧路川の入り江で休憩する時に、ガイドの作田さんがオジロワシを見つけてくれました。私の目では見つけられなかったと思うので、やっぱりガイドさんがいるのは頼もしい。

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つがいのオジロワシがいました

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コンデジの望遠でオジロワシを撮影

さらに川を下っていくと、釧網線の近くを通ります。ノロッコ号にばっちり出会いました。ここで会えるよううまく下るスピードをコントロールしてくれているようです。ノロッコ号に向かってもちろん手を振ります。列車のお客さんもカヌーを撮影しているので、この瞬間、カヌーに乗っている人はスターなのです!!

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ノロッコ号に遭遇

ノロッコ号との遭遇をすぎると、今回のカヌーの川下りもゴールが近いです。細岡という場所のカヌーポートに上陸しました。作田さん、本当にカヌーでの釧路湿原はステキな経験でした。また季節を変えたり源流の方など楽しみたいです。

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作田さんの奥様と2人のお子さんがカヌーポートに車で迎えに来てくれているので、細岡ビジターセンターという所まで送ってもらい、解散です。ビジターセンターの中にはカフェがありますが、食糧というとちょっと心細いので、釧路駅で調達したパンをビジターセンターのテラスでいただきました。とても気持ち良かったです。近くには細岡の展望台があり、釧路湿原を眺めることができます。足元を釧網線が通っているので、列車がくると姿は見えないけれど、音だけが響いてきました。

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細岡展望台

あ、なんか変わったまんほーる!

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細岡展望台付近のマンホール

ノロッコ号に乗る

細岡展望台から遊歩道と階段を降りると、釧路湿原駅に行けます。徒歩5分くらいかな。こちらは近い分ちょっと傾斜が急ですが、傾斜が緩い回り道もあると看板に書いてありました。

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釧路湿原駅に向かう階段、ちょっと急でこわい

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釧路湿原駅の駅舎

釧路湿原駅からはノロッコ号に乗車。乗る予定はなかったのですが、ちょうどやってくる時間と言うことだったので、乗ってみることにしたのです。ノロッコ号には自由席車両が1両あるので、予約していなくても乗車可能です。ただ自由席はトロッコ車両ではなく、普通車両です。

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ノロッコ号。機関車がかっこいい

普通車両、この日はガラガラで、進行方向に向かって左側の座席を確保できました。

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ノロッコ号の自由席

さっきほどカヌーで下った釧路川を今回はノロッコ号から見る側となりました。私もカヌーで下っているところをこんな風に乗客から見られていたわけですね。

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カヌー下りをする人は格好の被写体

釧路湿原を流れる釧路川は傾斜が緩いのか、本当にゆっくり流れています。どっちが上流かわからないくらい。けれどそこがいいんだなー。

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釧路湿原の絶景 やっぱり晴れると美しい

釧路湿原の絶景を楽しんでいると、やがてノロッコ号の終点、塘路駅に到着しました。ここからは川湯温泉に行くため、次の列車に乗ったのでした。

まとめ

釧路川をカヌーで下るのは、エンジンのない船なのでとても静かで、北海道の大自然を満喫できました。今回は先に進む予定もあったので2時間のコースでしたが、十分楽しめました。ランチを挟んだ長いコースもチャレンジしてみたいですが、途中トイレがないので、2時間で陸に上がれる方が女性は特に安心んもしれません。本当にカヌー下りやってみて良かったと思うので、釧網線乗車を予定されている方は、是非楽しんでみて下さい。