鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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ゴージャスなエクシブ湯河原離宮に宿泊。4人くらいで泊まればおトクかも

2018年10月の3連休を利用して箱根を回り、湯河原温泉につかって来ました。箱根では美味しいとろろ蕎麦をいただき、仙石原のすすき野原も堪能。その後のお宿はエクシブ湯河原離宮です。会員制のリゾートホテルですが、勤務先が法人契約しているので、予約が取れました。エクシブの中で「離宮」と名のつくホテルは通常のエクシブより贅沢なつくりになっています。湯河原離宮はエクシブの中で一番新しく、しばらく予約がとりづらかったのですが、オープンして1年半が経過して、予約も落ち着いてきたようです。

かなりゴージャスな建物

湯河原温泉には箱根峠から湯河原パークウェイを下って奥湯河原側からアクセス。奥湯河原はちょっと奥まっていて高級旅館もある場所。そういう界隈を抜けて湯河原温泉街に入ってきて、ドーンと建っている建物がエクシブ湯河原離宮。入口の門構えも立派。門からエントランスまでの距離はそんなにないですが、外からエントランスは全く見えません。

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かなりゴージャスな門構え

門を入って坂を上ってぐるりと回っていくと車寄せ。門からエントランスまでの面積だけで、もう一軒旅館が建てられそう。よくもこんな大きな建物をたてたものです。

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先に見えるのが車寄せとエントランス

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車寄せから門方向を見たところ

車寄せで荷物を下ろしたら、ドライバーは車を地下駐車場に移動させます。荷物はスタッフが部屋に入れてくれます。スタッフは思いのほかたくさんいて、インカムつけてきびきび動いてくれます。

次の写真は、奥側が車寄せ側。手前がロビーにつながっています。

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車寄せから通路を歩いてロビーへ

ちょっと宇宙っぽい雰囲気のエントランスを入りロビーへ。やっと室内に入れました。

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やっとロビーへ入ります

ロビーです。湯河原離宮は、金・銀・黒を基調にデザインしているそうです。そう言われてみればそうですね。15:30にチェックインしました。3連休の初日でしたが、全く混んでいなくてスムーズにチェックイン。

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金・銀・黒を基調にしたロビー

ロビーからの眺め。建物に囲まれて大きな池があるんですね。こちらのホテルには宿泊棟が3棟、ロビーや大浴場のある棟が1棟の全部で4棟で構成されています。私が泊まったのは3号棟。大きな池を囲んでいる2号棟の後ろ側が3号棟。ここからはかなり遠い感じがします。

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ロビーからの眺め。この水盤が湯河原離宮の自慢のようです

到着した日の夜、台風の影響で風が強く、翌日の朝はこの池に落ち葉がたくさん浮いていましたが、お掃除はロボットがしてくれるようです。

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池のお掃除ロボット

お部屋

今回の宿泊は3号棟6階の3603というお部屋。ロビーから2号棟の長い長い廊下を歩き、やっとたどりついてエレベーターで6階にあがって、一度角を曲がると到着。このフロアの他のお部屋はもっと広いお部屋のようですが、3603もかなり広いんですよ。

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他の部屋はもっと広いのか・・・

寝室とリビング

スタンダードタイプのお部屋で定員は2~4名。広さは60平米程度でしょうか。かなり広いです。大きなベッド2台にソファー、4畳半程度の畳の和室スペースもあります。これで室料は税込み15,660円。1人あたり8,000円弱ですからちょっとお得な感じがします。が・・・これで食事するとね・・・。それは後ほど。

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部屋の入り口から寝室兼リビング方向

和室コーナー。一人分の座椅子というのが不思議な感じです。4人で泊まる場合はこの和室部分にお布団を敷くのでしょう。和室と寝室の間は引き戸で区切ることが可能。

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リビング側から和室方向

部屋のお風呂

バスルームはバスタブと洗い場は別々。

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バスルーム

バスタブの底を見ると、バブルバスなのかもしれません。大浴場があるので、私は部屋のバスは使いませんでした。なんかもったいないですね。ちなみにもっと広くて高いお部屋のバスは温泉のようですが、こちらのスタンダードルームのバスは温泉ではないようです。

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泡の出るバスタブなのかも。でも一度も入らず

大浴場があるので、部屋のバスは正直私には不要で、その分お値段安い方がありがたいのですが、そうもいかないのでしょうね。

部屋のトイレ

トイレはもちろんウォシュレットですが、便器内の照明はなくても良いから、その分トイレの室内灯がもっと明るい方が嬉しいな。全体的に照明が暗くて、子供とか、夜にトイレに入るのに怖がりそうです。

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トイレ室内はちょっと暗い。便器の中のあかりが怪しい

客室の備品

こんなにゴージャスなお部屋なので、備品類もそれなりに。お茶は緑茶だけでなくほうじ茶もあり、夜お茶を飲むのにGoodです。ここまでそろっているのなら、コーヒーのセットがあっても良いかも。

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お茶のセットとお菓子

部屋のカギは2本貸してもらえます。別行動がとれるので便利です。

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鍵は2つ。便利です

バスルームの備品は、歯ブラシ・石鹸・シャンプー・リンスはあるけど、化粧水や乳液はありません。化粧品類は大浴場にありました。ヘアブラシも部屋にはなく、大浴場にありました。部屋のお風呂が泡の出るお風呂のせいか、バブルバスの素がありました。

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化粧品のたぐいはなし

部屋にバスタオルとフェイスタオルが4人分用意されています。大浴場に行く時には部屋のタオルを持っていく必要はなく、大浴場の受付でタオルを借りる仕組みでした。

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部屋のタオル


Wi-fi

Wi-fiは客室内も使用できることになっていて、パスワードも表示されていましたが、サクサクつながるとはいかず、遅い印象。また部屋にはタブレットが用意されていて、館内の説明や大浴場の混み具合などもタブレットで確認できるのですが、こちらも表示されるまでにすごく時間がかかり、せっかちな私のニーズにはまったく答えられませんでした。ちょっと残念。

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部屋に備え付けのタブレットは速度が遅くて使う気になれなかった

温泉

迷子になりそうな大浴場への道

せっかく温泉の大浴場があるので、さっそく入りにいきました。大浴場へは部屋のガウンとスリッパで行くことができるのは温泉旅館ぽくて助かります。3号棟から温泉までは実はとても遠いのです。エレベーターを2回乗り換え(つまり3台のエレベータに乗る)ます。迷子になりそう。何歩かかるのか数えたら220歩もかかりました。220歩って結構ありますよ。

2号棟の長い通路を歩き、2号棟のエレベーターに乗ります。

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暗く長い2号棟の廊下

2号棟のエレベーターを4階で降りて、大浴場のある棟へ向かいます。渡り廊下は外が見えて開放的。

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2号棟から渡り廊下を渡って隣の棟へ

大浴場は5階にあるので、左手のエレベーターで上がります。階段で上ることもできます。正面はエステルームの入り口。

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左手のエレベーターで5Fへ。乗ったのと反対側が開くエレベーター

3号棟から3台のエレベーターを乗り継いでやっと大浴場の入り口にたどりつきました。受付で部屋番号と名前を書くと、ロッカーのカギとバスタオルと体を洗うタオルを貸してくれます。

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大浴場の受付

鍵付きのロッカーは上下2段のレイアウト。冷水器もありました。

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大浴場

大浴場は男女別で入れ替えはありません。内湯が一つ、露天は四つあります。露天のレイアウトはこちらの図を参考に。右から竹林の湯。4人くらいでいっぱいかな。ここは半分屋根がついています。岩風呂、ここは広いです。壺湯は2壺。月見の湯、ここも4~5人程度かな。

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大浴場のレイアウト

それぞれ違う源泉のお湯が注がれているようです。

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源泉はいくつか種類があります

泉質は壺湯だけがカルシウムとか、硫酸塩とかいろいろな成分が入っているようです。そう知って入るせいか、壺湯が一番温泉らしかったかも。

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源泉は4つあるようですね

温泉は無色無臭なので、あぁ、これぞ温泉という感じはしませんが、お湯からあがった後はポカポカしていました。成分表によると、加水・加温しているそうです。湯量豊富な湯河原と言えども、これだけ大人数のお客さん相手では致し方ないですね。

大浴場内は他に入っている人がいたので写真はありません。洗い場は10箇所以上あり、まだ早かったせいか混雑はしていませんでした。翌日の朝も洗う場所は全く混んでいませんでした。洗い場には、シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔フォームが置いてあり、隣の人との間に壁のあるスタイルでした。シャワーの水圧はちょっと弱いけど、使うのに支障はありません。

 

食事

ホテルの中で食べると高い

食事は外で食べても良いのですが、私は一度温泉につかってのんびりしてしまうと、外に出るのがめんどくさいので、ホテルの中のレストランでいただきました。ちょっと奮発して、お値段高めの鉄板焼きをチョイス。飲み物つけたら一人17,000円くらいの食事。室料が1人8,000円で安い!と思っても、これでは結局1人25,000円。しかも朝食は別料金で2,613円。つまり1人27,600円くらいかかるわけです。このお値段だと高級旅館と変わりません。なるほど、離宮に泊まるなら、夕食は外で食べるのがよさそうです。という勉強になりましたが、鉄板焼きは美味しかったですよ。

 夕食

鉄板焼きもいくつかコースがあり、一番安いのが一人1万円。私はお肉が食べたかったので、お肉のコースにしました。

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今夜のメニュー

お酒を飲まない私たちはノンアルコールのドリンク。右側のシャンパン風は1700円もしました!

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飲み物

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最初の前菜

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お刺身

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フォアグラのソテーとブドウのコンポート

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スープも目の前の鉄板の上で温めます

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マッシュルームのスープ。上品なお味

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シェフに勧められて頼んでしまったフカヒレ

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フカヒレのソテー これで9000円(涙)

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蒸したお野菜

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お肉はヒレとサーロインを焼き上げています

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上等の焼き加減



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塩やコショウをお好みでつけます

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ガーリックライスと赤だしの味噌汁に香の物

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デザート。ここでトラブル発生(トラブルの内容は後ほど)

夕食はスタート時間が、17時または20時の入れ替え制。17時に夕飯てちょっと早すぎるのですが、かと言って20時だと我が家では遅いので、17時スタートにしました。デザートまでで2時間たっぷりかかりましたが、途中でフカヒレを追加しているので、メニュー通りなら2時間以内で終わりそうですね。 

朝食

朝食は、ビュッフェ、和食、洋食から選択可能。ビュッフェはなんとなく落ち着かないので、洋食をチョイス。アメリカンブレックファーストだそうです。イチゴのジュースからスタートです。

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いちごのジュースからスタート

続いて温かいスープ。コーンポタージュです。

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コーンスープ

続いてオードブル。朝食にオードブルって・・・初めてです。

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オードブル

こちらはメインディッシュで、右側はフレンチトースト、左側はガレットの上にポーチドエッグが乗っていました。

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メインディッシュ

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デザート

朝ごはんもディナーのようにコースで出てきてびっくりでした。1人2613円です。まぁそれくらいのお値段になってしまうのでしょうけれど、朝食は2000円以下で食べたいなぁ。

ちょっとトラブル

今回の滞在ではトラブルがありました。夕食のデザートを食べた時、小さなプラスチックのかけらが入っていたのです。口の中を切ることもなかったのですが、一言スタッフに伝えたら、まず鉄板焼きがある日本食レストランのマネージャーが部屋までお詫びに見えました。次の日、朝食を食べた後、料飲部の支配人が謝罪に見えました。チェックアウトする時も、手続きしている間に別のスタッフが支配人に連絡したようで、精算が終わると支配人が「〇〇さま」と声をかけてきて、謝罪。どこまでも丁寧でした。皆さんそれぞれに名刺を下さるので、3枚たまってしまった。名刺より、ドリンクただにしてくれるとか、お菓子のお土産くれるとか、そういう方が嬉しいなぁ。

まとめ

部屋の利用だけならルームチャージ制なので、4人で1部屋なんていう使い方だと安く泊まれますが、2人で利用だとあまりメリットがないです。ホテル内の食事が高いので、節約するなら夕食だけでも外で食べると良さそうです。けれど、初めての場所はどこで食べれが良いのかわからないし、いちいち車で出ないとならない距離だと面倒ですね。食べてからチェックインだと温泉を十分楽しめないし、悩ましい。今回は食事の中でも一番高い鉄板焼きをチョイスしてしまい、かなりの費用になってしまいました。次に泊まるなら、食事は一番安いコースを選ぼうと思います。でも次回来ることあるかな?湯河原温泉を楽しむのなら、老舗の温泉旅館の方が私向きでした。