鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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御殿場線の山北駅では満開の桜とカフェランチを楽しめる

御殿場線山北駅には見事な桜並木があり、桜と鉄道のコラボ写真が撮れる場所として有名です。線路に向かって滝のように流れおちる満開の桜は本当に絶景です。首都圏からの日帰りも可能なお花見スポットなので紹介します。記事内の写真やカフェ、立ち寄り湯情報は2019年4月6日に訪問した時のものです。

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山北駅付近を走る御殿場線の普通列車

開花状況はこちら

山北町のサイトで期間限定ですが、桜の開花状況をupしています。

www.town.yamakita.kanagawa.jp

散策のコース

山北駅から桜を楽しみつつ歩いたルートは以下の地図の通りです。トータルで2キロくらいで、アップダウンもほとんどありません。満開の桜だけでなく、ランチも楽しめました。

山北駅

静岡県在住の私は、沼津駅から御殿場線に乗って山北駅へ。列車から下りたら、反対方向から特急「ふじさん」がやってきましたが、山北駅は通過なんです。桜のトンネルの下を「ふじさん」が御殿場に向けて去っていきました。特急「ふじさん」と満開の桜を撮っている人がたくさんいました。本当に一番の見ごろの時期に来られたようです。とてもきれいです。

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桜のトンネルの下を去っていく特急「あさぎり」

山北駅の駅舎は瓦屋根の洒落た駅舎です。

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山北駅

改札(地図①)を出たら、右手に進み、「さくらの湯」の看板が出ている陸橋を渡ります(地図②)。陸橋を渡り終えて右手に進むと、「さくらの湯」があるのでこの建物の前を通過します。このあたりの桜も満開です。

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さくらの湯の前を通過

「さくらの湯」は日帰り温泉施設で、2時間400円で利用できるそうです。温泉と言っても、人工温泉です。先に進むと鉄道公園があり、D52蒸気機関車が保存されています。(地図④)

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鉄道公園のD52

この蒸気機関車は動くそうですよ。有志の方が手入れをされているのでしょう。ありがたいことです。

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D52は動くらしい

橋の上から桜と鉄道を楽しむ

鉄道公園から階段を上がって道路にでると、線路をまたぐ橋が3つかかっています。一番駅に近い橋は歩行者のみ通れる幅の狭い橋で「三良橋」(地図⑤)と言います。橋の上から撮影してみました。

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人だけが通れる三良橋

まずは三良橋から。御殿場方向を撮るとこんな感じ。桜が滝のように線路側に流れていてとてもきれいです。奥に2つ目の橋が見えます。あの橋は車も通ります。

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三良橋から御殿場方向

こちらは山北駅に到着前に電車の中から撮った写真。橋の上にはたくさんの人がカメラを構えているのがわかります。

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たくさんの人が撮り鉄してます

線路沿いの道路を歩いていくと、照明が置かれていました。夜はライトアップされるのでしょう。

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線路沿いの道路

2つ目の橋の上(地図⑥)から国府津方向(山北駅方向)を撮ったところ。先ほど渡った三良橋が見えます。

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桜と菜の花の組み合わせが春らしい

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2つ目の橋から1つ目の橋方向を撮影

3つ目の橋の上(地図⑦)からも撮影してみました。

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3つめの橋の上から撮影

桜、桜、桜です。御殿場線はそれほど本数が多いわけではないのですが、こうやって散策している間に結構撮れるものです。でも列車を入れた写真を撮るのであれば、時刻表をチェックしておくのが良いですね。

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満開の桜

道路を歩いていたら、桜の向こうに大きなアーチ橋が見えました。土木技術の結晶のような橋やトンネルやダムが大好きな私ですから、もちろん見に行きました。

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東名の橋が見える

東名の橋を見に行く

先ほど見えた大きなアーチ橋は皆瀬川という川にかかる東名高速道路の橋です。車では何度もこの橋を通り、すごく高いところにかかっている橋だな~、と通るたびに思っていました。下から見上げると、本当に大きく、高い所にかかっているのがわかります。大きな工事だったと思いますが、土木技術の素晴らしさを感じます。皆瀬川のほとりにも桜が咲いていました。(地図⑨)

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皆瀬川にかかる東名高速のアーチ橋

見皆瀬川にかかる東名高速の橋は、以前は上り線と下り線の2つでしたが、その後の拡幅工事で新しく上り線が設置されたので、今は3本かかっています。

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桜と皆瀬川橋

トンネルの坑口3つ並んでいて、トンネル3兄弟といったところでしょうか。

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トンネル3つ、兄弟みたい

カフェランチ

桜も橋も見たので、これで本日の予定は終了です。駅に戻る途中にカフェを見つけました。(地図⑩)

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やまきたさくらカフェ

「やまきたさくらカフェ」というカフェです。

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やまきたさくらカフェ

ちょうどお昼時だったので、ランチを食べていくことにしました。桜を眺めながら食事ができるお庭の席は満席だったので、室内の席へ。室内はこんな感じで、古民家カフェのようですね。

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カフェの店内

桜の時期はメニューを限定しているようで、ランチ系はカレーと花かご弁当の2種類。

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お食事メニュー

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ドリンクメニュー

いろいろなものがちょこちょこ食べられるのが大好きなので、迷わずさくら花籠弁当にしました。ドリンクつきで1350円です。かなりの品数で嬉しいです。

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さくら花籠弁当

ドリンクはコーヒーが飲みたかったけれど、トイレが近くなるので、アイスの足柄茶にしましたが、うーん、普通の緑茶という感じ。やっぱりコーヒーにすれば良かったかも。

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セットドリンクの足柄茶

桜並木を眺めながら食事やお茶ができて、駅へのアクセスも良く、古民家風カフェということで人気があるようです。私は待たずにすぐ席に案内されましたが、すぐに満席になりました。予約もできるようで、「予約席」の表示があるテーブルもありました。

他に食事ができそうな所としては、山北駅前に「ぽっぽ駅前屋」というお店がありました。(地図⑪)

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ぽっぽ駅前屋

お昼のメニューが出ていました。なかなかお手頃価格です。

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ぽっぽ駅前屋のメニュー

山北町のマンホール

散策している途中で山北町のデザインマンホールを捕獲しました(地図⑧)。丹沢湖にかかる橋がデザインされています。

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山北町のマンホール

丹沢湖までは山北駅からはバスで20分くらいでアクセスできるようです。調べたら温泉宿もあるので、泊まりで行ってみたくなりました。

御殿場線はかつての東海道線

御殿場線は東海道線の国府津駅と沼津駅を結ぶ路線で、静岡県民の私は沼津駅から上り列車に乗って山北駅に向かいました。沼津からだと1時間10分くらいで山北駅です。だいたい1時間1本くらいの本数があります。

沼津駅を出発した普通列車は御殿場に向けて標高を上げていきます。結構な急こう配ですよね。

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さらに上りはつづく

裾野駅付近は富士山の眺めも良いのですが、この日は雲がかかり、黄砂のせいか霞もあって、あまり富士山の眺めは良くなかったです。冬はきっと真っ白な富士山が青空にそびえていることでしょう。

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裾野付近からは富士山が見える

富士山の東側を御殿場線は走るので、前面展望で富士山が見える場所はあまりないのかな。一瞬だけ前面から見えました。

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富士山

御殿場線の主要駅の一つ、御殿場駅に到着。ここで5分ほど停車しました。御殿場アウトレットに行く方はこちらで降りると、駅前から無料のシャトルバスが出ていますよ。

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御殿場駅

御殿場駅から先は今度は下りこう配です。酒匂川を何度か渡るので鉄橋の眺めや、昔の東海道線の名残のトンネルなども楽しみな区間です。

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酒匂川にかかる鉄橋を渡る

このあたりは、かつて東海道線だった時代に複線化されていた区間のようで、橋脚にはその面影が残っています。(うまく撮影できなかったけど)

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かつては複線だったと思われる橋脚

古いトンネルも残っています。(うまく撮れなかったけれど)

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右側に昔のトンネルがありました

御殿場線のシートですが、山北駅に行く時にはロングシートでしたが、帰りはボックス形式でした。みんなロングシートかと思っていたので意外でした。

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ボックスシートの車両もある御殿場線

まとめ

我が家はJR東海区間なので、山北駅との往復は交通系ICカードで行けました。首都圏からアクセスする方は、JR東日本区域からのアクセスになるので、交通系ICカードが使えないのが不便かもしれませんが、だいたい1時間に1本走っているので、駅周辺を散策するにも便利でした。

いつも詳しい切符情報を書いて下さり、旅そのものも魅力的な場所にお出かけになっているひささんも訪問されました。ひささんの記事では、鉄道資料館や御殿場線と山北駅の歴史なども紹介されています。

www.kzlifelog.com

山北駅の桜は本当に見事で、菜の花が線路わきに咲いているので、ピンクと黄色の組み合わせがとても春らしいです。立ち寄ったカフェもイイ感じのカフェで、コーヒー飲みながら桜を見ていたいなーと思いました。桜も素晴らしかったけれど、昔の東海道線の名残にも惹かれました。あの石積みの古いトンネルは訪れることは・・・できないんだろうなー。また来てみたいし、自転車をたたんで輪行で御殿場まで来て、山北までサイクリングし、輪行で戻ってくるのも良いかも、なんて思いました。

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